【Kenshiプレイ日記】MOD作成:ボディガードを便利屋に改造する
今回はMODを編集して「ボディガードを便利屋に改造」したいと思います。
1. はじめに
今回は "MOD作成者 - 初級~中級レベル" くらいの内容です。(たぶん)
MODをちょっと編集するとこんなことが出来るんだよ、と知ってもらえたらなと。
ちょっとMODを弄れる人からすると、くだらない内容だと思います……
2. MOD編集前
まずはMOD編集前のボディガード(今回は傭兵隊長)の挙動を確認したいと思います。
話しかけてボディガードの依頼をすると、話しかけられなくなりました。
FCSで、この会話に該当するダイアログ "mercenary shop" を確認してみます。
最初にCondition「T_ME : DC_HAS_AI_CONTRACT == 0」があるので、
「自分が AI_CONTRACT を持っていないこと」がこの先の実行条件のようですね。
つまり、「自分が AI_CONTRACT を持っている」とここで終了です。
ここでの自分とは "傭兵隊長" になります。
また、ボディガードの契約締結時に「AI contract "Bodyguard 24"」がセットされるようです。
これらのことから、
ボディガードの契約締結時に「AI contract "Bodyguard 24"」がセットされ、
その後は「T_ME : DC_HAS_AI_CONTRACT == 0」によって話しかけられなくなっているということが予想できます。
3. MOD編集実施①(ボディガード契約後も話せるようにする)
まずはボディガード契約後も、何度も話しかけられるようにしたいと思います。
①今回の確認用に新しいMODを作成します。
②最初の「T_ME : DC_HAS_AI_CONTRACT == 0」を消してみます。
消したい条件「T_ME : DC_HAS_AI_CONTRACT == 0」を選択して「Remove」ボタンで削除できます。
契約締結後に話しかけられなくしている条件を削除したので、締結後も何度も話しかけられるようになったはずです。
③Kenshiを起動して確認します。予想通り、話しかけられるようになりました。
4. MOD編集実施②(やれることを増やす)
これでボディガードとして付いて回っている間にも話しかけられるようになったので、ボディガード以外にも何かやれるようにして便利屋に改造したいと思います。
FCSに戻ります。
①「T_ME : DC_HAS_AI_CONTRACT == 0」を最初ではなく、ボディガードとして契約する会話「ボディガードで~」と「基地を護衛~」の2つに設定します。
ボディガード契約中に同じ相手との再契約は仕様上出来ないようなので、見た目を考慮して、契約中は契約関連の選択肢を表示出来なくしようと思いました。
②「Add Line」で行を追加し、「speaker : T_TARGET」に変え、「text」に適当なメッセージを入力し、「Effects : DA_CHARACTER_EDITOR(キャラクターエディット画面を呼び出す)」を設定します。
これで傭兵隊長は形成外科医と同じように、キャラクターエディット画面を呼び出せるようになりました。
③Kenshiを起動して確認します。契約後にも話しかけられますし、契約後はキャラクターエディット画面の呼び出しのみ可能になりました。
5. 最後に
普段はボディガードとして付いて来てもらい、整形がしたくなったらその場で可能な便利屋に改造出来たと思います。拠点にいる仲間を整形したければ拠点の防衛を依頼すれば良いのです。
こんな感じで好きな機能を追加していくと良いと思います。整形以外だと「お金を貰う」「アイテムを貰う」「取引」なんかも追加可能ですね。ほかにも色々あります。
やり過ぎるとゲームバランスが壊れてしまいますが、自分の許せる範囲で快適にプレイ出来るようなMODを作成してみてはどうでしょうか。
では。